たくさんの人の手によって作られています。

吉橋です。

エム・エム・ヨシハシの製品というと、

「型の技術」のイメージが強いのですが、

実は型以外にもいろんな人の手によって作られています。

今回は弊社で作ったANDCの型を使って鋳込みをしているところを動画に撮ってきました。

鋳込みといっても「排泥鋳込み（ガバ鋳込み）」「圧力鋳込み」「動力成形」などがありますが、

動画は「圧力鋳込み」の様子です。

まずは動画をご覧ください。

動画の中で、刃物で真ん中のポチッとしたのを切っていますね。

実はその小さな穴から泥状にした粘土を圧力をかけて強制的に流し込んで成形します。

あんな小さな穴から入るんですね！！

なんか簡単そうにやっていますが、

流し込む泥の硬さや圧力の強さ、脱型するタイミングなど、

知識と経験によって微妙に調整しながら作っています。

素地屋さんそれぞれに個性があって、

これが正解！！っていう答えがないのも面白いところです。

型を作るときにも、素地屋さんの個性や好みに合わせて

石膏の硬さや型の作り方を微妙に変えています。

型、素地、窯の連携がうまくいってはじめて良いものができます。

「型で作る」=「大量生産の安物」と思われがち（被害妄想か？？）ですが、

陶磁器の場合は、ほとんどすべての工程を人の手で行っています。

弊社の商品に限らないのですが、生産にかかわってくれた人たちの想いがつまっています。

使うときにいちいち意識しなくてもよいと思いますが、

どんなものにもそれを作っている「人」がいるということを知って、

ちょっとだけ大切に使ってくれたらうれしいです。

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