2010年 05月 07日
仕上げ |

開発中の彫付シリーズのはなし。
素焼きをサンドペーパーで仕上げてきました。
一部の作家さんではやっている方もいますが、
量産品では普通やらない工程です。
なぜ、通常の生産ラインを外れてまで、
こんな面倒なことをするかというと、
石膏型は新品の状態では表面はつるつるですが、
使用していくうちに減ってしまったり、細かな傷がついてしまうからです。
また、この段階である程度検品しておけば、
不良品になるものをわざわざ焼かなくても済むので、
釉薬、職人さんの手間、ガスなどのエネルギーの
無駄を減らすことができます。
はっきり言ってぱっと見ではほとんど気にならない
レベルの話しで誰も気付かないことかもしれませんが、
いろいろな意味で、これからのものづくりが
大切にしなきゃいけないことかなぁなんて思っています。
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by mmyoshihashi
| 2010-05-07 09:02
| 型屋のこと